映像授業とライブ授業、どちらも自宅や外出先など、好きな場所で授業が受けられるサービスです。
インターネットの普及により、一か所に集まらなくても授業が受けられるサービスとして定着しつつあります。
ただ、映像授業とライブ授業の違いは何かわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、映像授業、ライブ授業それぞれの概要とメリット・デメリットについて解説します。
映像授業とライブ授業の違いとは?
映像授業とは、あらかじめ録画されている授業を視聴するもので、ライブ授業とは、リアルタイムで配信される授業を視聴するものです。
どちらもインターネットが利用できる場所であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って好きな場所で授業を受けられます。
塾や学習アプリでは以前から映像・ライブ授業のサービスは存在していました。
しかし、学校でも主にライブ授業が取り入れられるようになり、一気に普及が進んでいます。
映像授業のメリット
映像授業の主なメリットは、「いつでも好きなときに授業を受けられる」「同じ授業を何度も受けられる」「好きな講師の授業が受けられる」などです。
それぞれについて簡単に説明します。
いつでも好きなときに授業を受けられる
授業の開始・終了時間が決まっているわけではないため、いつでも好きなときに授業を受けられます。
自分のペースに合わせて自由に授業を受けられるのは映像授業ならではのメリットです。
同じ授業を何度も受けられる
同じ授業を何度でも受けられるのも映像授業のメリットです。
また、気になる部分だけを繰り返し視聴することもできるため、電車を待っている時間、乗っている時間などスキマ時間を上手く活用することもできます。
好きな講師の授業が受けられる
これもサービスによりますが、たとえば同じ数学でも複数の講師による授業があり、自分に合った講師の授業を受けられます。
通常の塾では、時間によって好きに講師を選べないケースも少なくありません。
多くの講師の授業を体験できるのも大きなメリットです。
映像授業のデメリット
映像授業の主なデメリットは、「モチベーションを保ちづらい」「わからないことをその場で解決できない」などです。
これも簡単に解説します。
モチベーションを保ちづらい
いつでも好きなときに授業を受けられるのは大きなメリットである半面、モチベーションを保ちにくくなるデメリットでもあります。
眠い、疲れたなどの理由で「明日でもいい」「来週でもいい」と先送りにしてしまいがちになるため、しっかりとしたモチベーションがないと継続が難しいでしょう。
わからないことをその場で解決できない
映像授業は、録画したものを視聴するため、わからないことがあっても、その場で質問はできません。
一時停止して自分で調べることも可能ですが、答えが見つからなければ、疑問を持ったまま授業を続けなければならなくなります。
ライブ授業のメリット
ライブ授業の主なメリットは、「リアルタイムの臨場感を持って授業が受けられる」「わからないままに授業を受け続けなくてもよい」などです。
それぞれについて簡単に説明します。
リアルタイムの臨場感を持って授業が受けられる
直接対面での授業ではありませんが、リアルタイムであるため、録画の映像授業に比べると臨場感のある授業が受けられます。
通常の授業同様、講師の話を聞き逃さないよう集中して受けるため、内容を理解しやすくなる可能性も高まるでしょう。
わからないままに授業を受け続けなくてもよい
多くの場合、ライブ授業では質問が可能で、わからないところをそのままにせず、解決させたうえで先に進んでいけます。
理解しながら進められるため、わからなくて後の話も頭に入らないといったリスクは少ないでしょう。
ライブ授業のデメリット
ライブ授業の主なデメリットは、「インターネット環境によって視聴しづらい場合がある」「スケジュールの融通が利かない」などです。
それぞれについて簡単に説明します。
インターネット環境によって視聴しづらい場合がある
たとえば、電車で移動しながら授業を受けていて、場所によって動画が止まってしまう可能性があります。
また、質問をしたくても、こちらの音声が相手に伝わらないといったトラブルが起きる場合もありえるでしょう。
スケジュールの融通が利かない
ライブ授業は、当然ながら開始・終了時間が決まっているため、通常の塾同様、スケジュールの融通が利きません。
予定が合わなければ、参加できないのはデメリットといえるでしょう。
映像授業とライブ授業は目的に応じて上手く使い分けるのがポイント
授業を受ける場所への移動がない点、自宅で受けられるので感染リスクがない点などは、映像授業もライブ授業も同じです。
ただ、それ以外では、それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが優れているというよりも、目的によってどちらが自分に合っているかの見定めが重要となります。
サービスによっては、お試しで無料授業を受けられる場合もあるため、それぞれの授業のメリット・デメリットを理解したうえで、適切な選択をするようにしましょう。