学生にとって1年の中でもっとも長い期間の休みとなる夏休み。
部活や習いごとなど、まとまった休みだからこそできることもたくさんあり、集中して取り組める時期でもあります。
ただ、学生である以上、学習も忘れるわけにはいきません。
この時期にしっかりと学習に取り組んだお子さんと取り組めなかったお子さんでは、2学期以降、成績に大きな差が出てしまいます。
そこで、今回は夏休みの学習におすすめの家庭教師について、利用のメリットや小中高別に夏休みにやっておくべき学習方法を紹介します。
学生にとって夏休みが重要な理由
昔から受験生にとって、合格不合格の分かれ目は夏にどれだけ勉強したかどうかにかかっているといわれています。
しかし、夏が重要なのは受験生だけではありません。
その大きな理由は、通常、30~40日とほぼ1か月にわたる長期の休みにあります。
この1か月間、しっかりと学習したお子さんと遊んでばかりいたお子さんで学力の差がついてしまうのは当然です。
しかし、それ以上に重要なポイントは日常的に学習をする習慣を忘れてしまう、もしくは身に付かなくなってしまう点にあります。
1学期の間、せっかく身に付いた日常的に学習する習慣が、1か月止めてしまうことでゼロに戻ってしまうのです。
これは単純に学習したお子さんと差がつく以上に大きな問題で、2学期になればすぐに取り戻せるわけではありません。
特に小学生や中学1、2年生のお子さんは、休みの間であっても日常的に学習する習慣を身に付けておかないと、受験生になってから急に始めても、これまでの遅れを取り戻すのは非常に困難だといえるでしょう。
夏休みの学習に家庭教師を利用するメリット
夏休みになっても日常的に学習する習慣を維持する目的で学校からも宿題は出ますが、先生の目がない自宅で学習を進めていくことは簡単ではありません。
そこで、多くの保護者のかたは塾や家庭教師の利用を考えられるのではないでしょうか。
塾と家庭教師、どちらを選択するかはその家庭の事情や環境にもよりますが、おすすめは家庭教師です。
その理由は、夏休みの学習で家庭教師を利用することで次のようなメリットを得られるからです。
・お子さんのペースに合わせて学習ができる
夏休みの学習は基本的に1学期に行ったことの総復習です。
お子さんにとって苦手な分野を中心に、2学期になってから後れを取らないためにも1学期に覚えたことを定着させ、2学期にさらなる向上を実現するための学習を行います。
塾ではどうしても全体のペースに合わせての学習となりますが、家庭教師であれば、お子さんの苦手分野を中心にじっくりと学習していけます。
もちろん、これは夏休みに限った話ではありませんが、夏休みだからこそ1対1でじっくりと1学期の復習ができる点において、家庭教師のほうが高い効果が期待できるでしょう。
・家庭での学習習慣を身に付けられる
塾であっても、個別指導の塾であれば1対1でじっくりと学習できるのではと思われるかもしれません。
しかし、個別指導であってもこちらから塾へ出向いて学習をします。
家庭教師は教師が自宅へ来て指導してくれるため、単純に成績を上げるだけではなく、家庭で学習する習慣を身に付けられるようになります。これは特に小学生のお子さんにとっては重要なポイントです。
夏休みを通して家庭で学習する習慣が身に付けば、教師がいないときでも自然と自宅学習をする可能性が高まるでしょう。
小中校別、夏休みにやっておくべき学習とは?
では、小中高別に夏休みに家庭教師とやっておきたい学習について説明します。
・小学生
もっとも重要なのは、家庭で学習する習慣を身に付けさせることです。
また、中学受験をする場合は、4~5年生から受験に向けた学習が中心になりますが、それ以外は1学期の復習と夏休みの宿題を中心に行っていきます。
・中学生
中学生になると高校受験を視野に入れて学習を進めていくようになります。
1年次は基本的に1学期の復習を徹底して行い、中学での学習ペースに後れを取らないように基礎力をつます。
2年次は苦手な科目を中心に1~2年1学期までの総復習です。家庭教師と一緒の苦手科目を見極め、学習を進めていきましょう。
そして3年次は成績を上げるのに比較的時間のかかる数学や英語を中心に受験に向け苦手科目の克服を目標に学習を進めます。
・高校生
基本的には中学の1~3年と変わりません。
1年次は1学期の復習、2年次は苦手科目を中心に1~2年1学期までの総復習。
そして、3年次は受験に向かい、苦手科目の克服を徹底して行っていきます。
ただ、中学の時と異なる点としては、できるだけ1年次から進学したい大学をいくつかに絞り、具体的な目標を家庭教師と共有して学習を進めていくと、より高い効果が期待できるでしょう。
夏休みの学習効果を上げるために積極的に家庭教師を活用しよう
夏休みは長い時間を使って1学期の遅れを取り戻したり、苦手科目を克服したりするのに最適な期間です。
また、小学生のお子さんにとっては、家庭で学習する習慣を身に付けさせるのに絶好の機会といえます。
しかし、ひとりではついついサボったり遊んだりしてしまうリスクも高く、なかなか簡単ではありません。
そこで家庭教師を使い、マンツーマンで学習すれば高い効果が期待できます。
今年の夏はぜひ、家庭教師を検討されてみてはいかがでしょう。